fashion_sunglasses_megane-1



1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:09:58.75 ID:sUVj38Wk0
お友達券

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:30:28.19 ID:qxnbxsAAi
>>1
いい人すぎて利用され、今まで友達が一人もいない主人公
ある日ポストを見ると宛先も差出人もない封筒が
間違え投函だったら可哀想だと思い、手紙を待つ人の情報だけ知ろうと開封する
そこにはお友達券、と書かれた一枚のチケットだけ
しかしそれを自室の机に閉まってからというもの環境激変
今までいい人だった主人公にお返しが来たかのようにいい人に恵まれる
その中に綺麗で聡明、完璧な人がいた
当たり前のように主人公は恋をする
しかし頭にちらつくのはあのチケット
お友達のままでいたほうが、と思い時間が過ぎその相手にも伴侶ができた
結婚式に参列しつつ拍手する主人公
その後も同じようなことがあり、毎回諦める
最期の時、主人公は沢山の友人に囲まれて息を引き取る
大事にしていたと皆が知っているお友達チケットも棺桶に入れられ、燃やされて行く

途端、その場を離れる皆
骨を取る人は誰もいない


やってみると案外難しいなこれ



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:32:04.27 ID:I2dsGnB10
>>17
お前何か本書け



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:33:34.84 ID:j7yuEaRS0
>>17めっちゃありそう



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:31:48.51 ID:sUVj38Wk0
>>1
主人公の女子高生はクラス一の人気者。彼女の周りには、常に多くの友人がいた。
ある日、ふとしたことで友人の一人に「あなた一人いなくても構わない」と言ってしまう。
翌日出会った友人は、主人公に対してまるで初対面のような対応をする。
それからというもの、主人公が少しでも冷たい態度をとってしまった友人は
一人、また一人と主人公のもとを離れていった。
ノイローゼになった主人公は、友人の持っていた「お友達券」を見つけてしまう。
これは主人公の親が皆に配布していたもので、友情を傷つけるたびに消費されていくものだった。
そこで主人公は初めて、自分は何一つとりえがなく、友人がいてこその自分だったことを知る。

そして、主人公の親の手には「親券」が…

タモリ「あなたの友人も、実は…?」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:33:55.79 ID:zZxdtviv0
>>1
不思議な露天商が売っていたトラベラーズチェックのようなもの。表紙には「お友達券」と書かれており、中には名前欄が二つ。冊子のようになっているが、何故かめくることができない。
上の欄には「YOU」と書かれ、下の欄には「FRIEND」と書かれている。

FRIENDの欄に試しに好きなアイドルの名前を書いてみたら、そのアイドルからメールが届く。この券は書いた名前の人が友達になるものであった。

この券を使い、仕事で商談をどんどんまとめ、政界、経済界、芸能界の重鎮と友人になっていく。
そうしていくうちに、最後の一枚なり、好きな人の名前をかくと、台紙となっていた所に信じられないことが書かれていた……



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:44:09.56 ID:sUVj38Wk0
>>1は、ネットの匿名掲示板に書き込むことだけが唯一の楽しみだった。
ある日、自分が叩かれたことを不満に感じ「お前らは俺の言うことに従ってればいいんだよ」と
掲示板を荒らすだけ荒らして、寝てしまう。
すると翌日から、自分には肯定のレスしかつかなくなった。
増長した主人公の書き込みは、次第にエスカレートするようになっていく。
我に返り、反省した彼が自分の書き込みを見返すと主人公の書き込みは絶賛され、
まとめサイトには宗教のような派閥まで出来ていた。
反対意見の書き込みは特定され、自宅に放火までされる始末。
怖じ気づいた主人公は必死に意見を撤回しようとするが、
その書き込みも匿名サイトでは同一人物を装った叩きだと認定され…



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:46:57.19 ID:S0Ckn/CEI
>>30
これは見たい



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:53:34.32 ID:JyDNZh200
>>30
天才だな



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:18:47.09 ID:Gg0WTmpO0
結婚びより



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:40:23.03 ID:sUVj38Wk0
>>9
散歩日和、遠足日和、運動日和…
数々の場面で使われる言葉「日和」。
そんな中、晴れ渡る青空、スカッとした空気、最適な気温。
様々な条件を満たしたときに訪れる至福の時間『結婚日和』。
その時間にプロポーズしようものなら二つ返事で結婚できてしまう結婚日和。

顔も体格も恵まれず結婚出来ずに思い悩んでいる主人公にその日がとうとう訪れる。
憧れていたあの女性店員。
いつもお世話になっている近所の女性。
テレビの中のスーパーアイドル。
プロポーズすればするだけ結婚式予定日が決まっていき調子に乗っていく主人公。
1年先まで式予定日が埋まったとき丁度日付の変わりを告げる鐘が鳴る。

主人公は独りになった。

タモリ「今日は晴れの散歩日和。
明日に散歩をしようとしたって明日が晴れているとは限りませんよ。」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:27:01.48 ID:j7yuEaRS0
袋屋



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:43:46.60 ID:qxnbxsAAi
>>15
袋屋には様々な袋が売っている
風呂敷とかエコバックとか形サイズは様々
柄や色なんかは店主の趣味で、店としての体裁は綺麗に纏められている

そんなところで時間を潰すのが趣味の主人公
いっつもそこでぼーっとして、たまに安い物を買う
ある日、店主は主人公に一枚の袋をくれた
買い物袋には小さくて、取っ手もなくて
色も真っ白で、素っ気ない
売れ残りかと思いつつ、主人公はそれを部屋に置いた
いつしか袋屋はなくなり、主人公もそれを忘れ去った頃
主人公は勤め先が破産しそれをきっかけに人生が狂い、自殺を考えた
身辺整理をしている時に見つけた、昔貰った袋
首を括るのに丁度良いかも、と思い一度広げてみることにした
するとその口からにゅっと伸びてくる青い手、真っ白な手のひら
ああ……と主人公は微笑んで、その中に自ら入って行く
入れるわけもないサイズなのに
がらんどうの部屋に残ったのは一枚の半円型の白い袋だけ



28: 忍法帖【Lv=17,xxxPT】(1+0:15) 2013/12/02(月) 12:43:06.32 ID:25QhEn9t0
ゴミ製造機



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:57:13.39 ID:sUVj38Wk0
>>28
筆箱に残飯。上履きに画鋲。弁当に虫。
学校に行っては毎日苛められる主人公。
いつものように苛められ俯きながら下校する彼に老人が近づいてくる。
「苛められているのか?」そう呟いた。
主人公は涙ながらに
「僕のものがどんどんゴミになっていく!教室のみんなもゴミになってしまえばいいのに!!」と訴えかけた。

次の日目覚めると枕元に『ゴミ製造機』と書かれスイッチが一つある小さな機械が。
妙に引っかかるものがあり学校に持って行った。
いつものように朝から苛められる。ふとゴミ製造機のスイッチを押してみるが何も起きない。

昼食の時間苛めっ子が叫んだ。「俺の弁当がグシャグシャになってる!」
主人公はまさかと思いスイッチを連打する。
「あっ!私のも!!」「あっ!オイラのも!!」
ゴミ製造機の力だと気付いた主人公はそれにすがる様に隠れた仕返しをし続けた。

それから十数年。
過去の苛めっ子らは就職し結婚し子供を授かり幸せな毎日を送っている。
主人公は家で独りゴミ箱の中。



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:58:49.62 ID:sYtT4ixmi
知らない天井



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:49:06.20 ID:qxnbxsAAi
>>38
主人公は深夜に目を覚ます
まだ起きるべき時間までには相当あるため、ぼんやり天井を眺めていた
子供の時から見ているはずの天井だったが、じっくり見ると色々な発見がある
染みがぼんやり花に見えたり、隅には今まで気づかなかった穴があったりして
気づけば天井を見るのに夢中になっていた
ふと我に帰って天井の全体を見ると、今までこんなだったかな、と思う
しかし細かいところまでよく見たせいで、今までと捉え方が違っているんだと思い特に気にしない
いつの間にか眠りに落ち、目覚ましの音で起こされる
目覚ましの音こんなだったかな
変な時間に起きてたから頭がぼうっとしてるんだ
気のせいだろう
ドアのノブが違う気がする
そんな筈はないか
居間に知らない人が
いや、何を言ってるんだこれは妻だ
去年新居を買ったんじゃないか
そうだ今日は車のローンを組みに行かないと



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 16:34:27.39 ID:/iU6OHMG0
>>63
ゲシュタルト崩壊みたい
だけどこの話をどうとらえたらいいのかよくわからん、
「子供の時から見ているはずの天井」と「去年新居を買ったんじゃないか」
って部分が矛盾してるけどどういうこと?



100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 16:41:11.49 ID:qxnbxsAAi
>>99
天井見てるときに別世界に移動してるんだけど、ゲシュタルト崩壊だろうと思って自分の違和感に取り合わないって話のつもり
新しい世界に入っていくとそこの現実に合わせて自分の記憶がちょっとづつ書き換わって行く
もっと前半に矛盾ポイント盛り込めばわかりやすかったかなーって反省だわ



101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 16:53:36.80 ID:/iU6OHMG0
>>100
だいたいわかったww
別世界に移動したのに最後まで気付かず、車のローンのくだりでは
違和感について考えるのを完全にやめたわけやね



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 12:59:01.05 ID:d7qq3beT0
童貞コーヒー



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:40:48.19 ID:sUVj38Wk0
>>39
徹夜を乗り切るためのコーヒーなど睡眠欲求を克服するため日々改良を重ねていく現代社会。
そんな中某飲料メーカーが別の視点からコーヒーを見つめた商品を販売する。
その名も『童貞コーヒー』
人間三大欲求と言われる睡眠欲、食欲、性欲の内
性欲に着眼点を置き飲むことで性欲を抑えることができるという優れもの。

毎日毎日自慰行為に没頭する無職中年男性の主人公。
彼はこんな無残な一日をより早く卒業すべく童貞コーヒーを購入。
不思議と性欲が無くなり今までの生活を反省した彼は就職活動を開始する。
毎朝欠かさず飲み続け
翌年、そこには大企業に就職しトップの成績を誇るエリートサラリーマンの主人公がいた。
周りの女性は彼に釘付けになり告白される日々。
しかし性欲のかけらもない彼は断り続けること十余年。

親から孫の顔が見たいといわれた彼は童貞コーヒーを手放すことを決意する。

通勤中の彼は溜まりに溜まった性欲が抑えられず痴漢で逮捕。
仕事はクビになり親戚、知人からも白い目で見られる。
誰からも相手にされなくなり童貞のまま生涯を終える。



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:01:48.19 ID:zZxdtviv0
限定15人



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:18:27.95 ID:qxnbxsAAi
>>41
ある月曜、主人公の通勤路に店ができていた
そこにあるのは店名の看板と、限定15名様の文字のみ
店内は薄暗くてよく見えず、何の店かもよく分からない
主人公はそれをスルーするが、帰り道にふと見ると今週は満員と書き直されていた
流行ってるのか、との思いと好奇心に押された主人公は次の日曜に入店することを決意
薄暗い店内には受付らしきものがあったが、翌日の日付から一週間後まで、やはり満員だとある
店員を呼ぶと、奥から一人の従業員が
再来週の水曜日なら、と言われ、主人公がサインをしようとすると携帯に電話が来た
予約が取れそうなその日、久しぶりにドライブに行かないかと言う
主人公が友人の申し出を断り従業員の方へ目を向けると、そこには誰もおらず契約書も消えていた
苛立った主人公は次の日曜にもそこへ行く
しかしもう店は跡形も無くなっていた
主人公の中で、あれは何だったんだろうと疑問が膨らむ
翌日の月曜、仕事へ向かうため通勤路を歩きながらそのことを考えていると道を曲がりそびれ
いつもは通らない交番の前で立ち止まり引き返そうとした時、ふと掲示に目が留まる

先週の交通事故死十五名
交通安全を心がけましょう



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:22:18.77 ID:sUVj38Wk0
>>45
おお・・・



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:22:53.98 ID:j7yuEaRS0
>>45
お前さっきからすごいな



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:13:50.15 ID:sUVj38Wk0
無音スピーカー



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:31:00.78 ID:qxnbxsAAi
>>43
騒音に悩まされる主人公は、ネットで無音スピーカーを買った
周りの騒音をスピーカーが自動的に分析し、反対の波を作って流す
すると人間には無音にしか聞こえなくなるという機能があるという
半信半疑だったものの、スピーカーの効果は絶大
よく眠れるようになり、苛々することもなくなり、周りから主人公への評価は日毎に増して行った
そんなある日スピーカーが壊れる
暫く離れていた騒音に再び晒されるのは耐えられず、修理を依頼
修理費は元値の倍だったが、もう生産終了しており新しい物を買えないと言われ渋々承諾した
またやってきた平穏な日々
上がり続ける評判
傍らには新しい恋人
そして壊れるスピーカー
次に請求されたのは元値の三倍
主人公は払い、そしてまた暫くするとスピーカー壊れすの請求は元値の四倍
十倍を超えた頃、即金で払うことはできなくなり、主人公はスピーカーを維持する為に働くようになる
寝不足で苛立つ主人公
元に戻った評判
離れていく恋人
あのスピーカーさえあれば、あのスピーカーさえ、と呟きながら深夜まで仕事場に残る主人公



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:46:34.03 ID:sUVj38Wk0
虫取りインターネット



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 14:08:10.39 ID:qxnbxsAAi
>>59
最近、バーチャルの山で虫を取る「虫取りインターネット!」というネトゲが流行っている
虫取り網や蜜のアイテムを使って珍しい昆虫をコレクションしていくのだ
ネットは好きでもゲームには興味がなかった主人公だったが、小さな頃やった虫取りが懐かしく
基本的には課金もいらないというので始めることにした
始めてみると、実際に手に取ったことがあるようなありきたりな昆虫をコレクションする為には課金は必要なく
思い出に浸りたいだけの主人公にとってそこは格好のストレス発散場所だった
もう虫取りをすることもできないな、と思っていた主人公はすっかりネトゲにハマっていく

バーチャル世界の自分は子供の時の自分に似せて作り
プレイヤーネームも子供の頃のあだな

心から楽しいなと思いながら今日もプレイをしていると、小学生の頃親友だった相手と同じ名前がつけられたプレイヤーが話しかけてきた
もしや、と思いチャットで話をすると
やはり相手は本人に間違えがなさそうに思える
三十年ぶりに再会する約束を取り付け、約束の日待ち合わせ場所にいたのは
老けてはいるものの、やはりあの時の親友だ

親友は主人公を見て少し驚くが、ゆっくり主人公の後ろへ周り、ゆっくりその体を押してくれた
二人はそのまま近くのホームセンターへ
子供が使うような安価な虫取り網とカゴを買い
昔は大ジャングルに見えた雑木林へ向かう
途中には階段があるのだが、親友は今度は主人公の前に回ってしゃがんでくれた
久しぶりに見る木々は、子供の頃よりもずっと小さく見える
後ろでは、今まで主人公が乗っていた車椅子で一匹のバッタがのんびりとくつろいでいた



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 14:10:21.02 ID:sUVj38Wk0
>>69
なにこれ悲しい



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:48:03.20 ID:0XMWIq2g0
走る野次馬



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 14:19:33.10 ID:cny2J2Bh0
>>61
大学生一年生になった主人公は暇を持て余していた。サークルに入り友達と連み、日々持て余した時間を遊びで浪費していた。
そんな生活にも飽きてきた主人公は友人から走る野次馬の噂を耳にする。
インターネットで調べてみると都市伝説の一種で、走る野次馬を見たものは幸運になれるという。
しかし、その姿は定かではなく、全裸の男が馬の被り物をして全力で疾走している姿を見た。
ハゲた中年男性が「ヒヒィ~ン」と叫びながら野次馬の群を疾走していたとなど様々な目撃情報が某掲示板に載っていた。
最初は主人公も本気にせず、直ぐに記憶の彼方へ忘却していたが
数日経つと主人公の住むK市で、走る野次馬を見たという目撃証言が多数上がりだした。
噂の事を思い出した主人公は暇つぶしに丁度良い、その正体を曝いてやろうと
その日から火事の現場や事故、野次馬が多く集まりそうな場所に足を伸ばし、走り回った。
しかし、増えていく目撃情報をよそに主人公がいくら探しても走る野次馬を見つけることが出来ない。
そんな状況に痺れを切らし、見つけられないなら自分自身が走る野次馬の真似をして
本物を炙り出してやろうと冷静さを完全に欠いた考えを主人公は実行に移す。

翌日のニュースには馬の被り物を被った全裸の男が公然猥褻罪で逮捕されたと報道された。



81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 14:22:28.34 ID:k4vhWI6Xi
ポケットの中の戦争



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 14:41:12.68 ID:az5Mv2m3P
>>81
男は無職30代パチンコで400万の借金を作り途方に暮れていた
所持金は2000円しかない
ある日骨董品屋に行ってヒトラーの顔が彫られたメダルとシーザーの顔が彫られたメダルを見つけおもむろにポケットに突っ込んで店をでる
家に戻って探ると、確かに2枚あったはずなのに何故かヒトラーが消えてる
シーザーの方をよく見ると金色のメダルに
再び骨董品屋に行きチンギスハンのメダルを500円で買う
同じ様にポケットにいれるも何もおきない
万引きしないと変化がないのか?男は疑問に思い織田信長のメダルを見つけ盗む
今度はチンギスハンと織田信長を同時にポケットにいれてみた
するとチンギスハンが金色になり織田信長が消えた
これを鑑定所に持っていくと一個1000万の値段がつく
味をしめた男はみたび骨董品屋へ。すると店の主人が呪文の様なものを唱え男は小さなメダルになった
メダルをみると、見知らぬ男の顔が刻まれていた



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 14:44:17.87 ID:2aGgRzIoi
>>81
ある噂が子供達の間で噂になっていた。
それはある古着屋のズボンを買うと必ずポケットが破れてしまうという奇妙な偶然から生まれた噂である。
子供達はこの店のズボンのポケットの中ではある戦争をしているんだと、ホラを吹いて回った。
この噂がきっかけで古着屋は信用を無くし、閉店まで追い込まれ、ついにはこの店の店主は死んでしまったという。
子供達はこの事に責任を感じ一切この件については関わらないようにした。
ある日、子供達の間で行方不明者が相次いだ。警察は事件を調べているとこの行方不明事件のある共通点に気づいたという。
それは子供達が消えたと思われる場所には必ずポケットの破れた彼らのスボンだけがとり残されていたというものであった。



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 15:26:35.71 ID:IfFY5THK0
アシタホンキダス



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 16:06:05.22 ID:qxnbxsAAi
>>89
主人公は大学生
バイトは人並み以上にしているが多趣味のため追いつかない
ある日治験のバイトを紹介され、受けることにした
そこで渡されたのはアシタホンキダスという冗談のような名前の薬
躁気味の患者用に開発されたもので
気持ちを落ち着け、何事ももう少ししてから決断しようという気持ちにさせる
偽薬かもしれないしと軽い気持ちで飲むが
その後自分でもどうも様子がおかしい
ベッドに寝ているので暇だと思い本を手に取ろうとするが
まあもう少し後で、となったり
お腹が減っているにもかかわらず、食事が運ばれてきても
もう少し後でいいやと思うようになる
一週間経ち、ベッドに横たわっている主人公
寝返りを打とうか、いやもう少し後でいいや
眠るかどうするか、まあもう少し後でいいかな
息しようかどうしようか、あとちょっとしたら考えよう



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 15:41:25.18 ID:sUVj38Wk0
朝顔セット



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 16:54:57.29 ID:qxnbxsAAi
>>92
主人公の友人が事故に遭った
病院へお見舞いに行こうとするも、具合がとても悪いのでと親族に止められる
ようやく退院した友人に会うと、どことなくよそよそしい
前はよく飲みにも行っていたが、最近買った朝顔セットの世話をしなければと言って取り合わなくなった
事故のショックも大きいだろうし、とそっとしていたのだが
何ヶ月もそれが続くと不安になる
友人は独り暮らしなので、一人で悩んでいたら可哀想だと思った主人公は
悪いこととは思いつつ、嘘をつき管理人から鍵を借り黙って友人の部屋へ入った
そこには朝顔セットなどなく、やはり悩んでいたのかと思う主人公
ふと目に止まった洗面台には沢山の化粧品があった
女性が使うものにしてはパッケージが無骨で、聞いたことのないメーカーばかりだ
そこに、外出していたのではなく眠っていただけだった友人が起きてきた
言い訳をしようとする主人公だが、その顔に大きな火傷を見つけてハッとする
隠していたのにと泣き崩れる友人
さっき見つけた化粧品で毎朝念入りに化粧を施し、昔と変わらぬ外見を保っていたのだ
それで朝顔セットなんて嘘をついたのだと気づいた主人公は
そんなことを隠さなくてもずっと友人だと宥める



105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 17:05:34.09 ID:YOEHFZGH0
くもりメガネ



112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 17:47:08.18 ID:6IGKYKf20
>>105
今まで人の顔色をうかがってばかりで萎縮して失敗ばかりしていた気弱な男が主人公
人の顔色が気にならなくなる曇りメガネを手に入れてからは
強気な性格になり、人が変わったように成功する

しかし、使いすぎて段々と人の顔の区別がつかなくなっていく
鏡を見ても自分の顔がわからない、思い出せない恐怖のカットでラスト



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/02(月) 13:36:54.88 ID:tqz7tw070
ID:qxnbxsAAiの才能が凄い